みなさん、こんにちは。
生理とPMSに悩むアラフォー女のラムです。
私は、30~39歳までの約10年間、低用量ピルを服用していました。低用量ピルを飲んでいた理由は「経血量の多さ」に悩んでいたためです。
低用量ピルを約10年服用してみて、さまざまなメリットやデメリットに気づきました。そこで今回は、私が10年間、低用量ピルを飲んでみて感じた感想を、正直にお伝えしていきたいと思います。
最初に結論からいうと、メリットもデメリットもあるけど、私的には「低用量ピルのおかげで、めっちゃ生きやすくなった!」って感じ。
※本記事は私の体験談です。低用量ピルの効果・効能、副作用には個人差があります。低用量ピルの服用に関しては、必ず医師の診察を受けたうえで、医師の指示に従いましょう。
低用量ピルを飲み始めた理由
低用量ピルというと「避妊」のイメージがあるかもしれませんが、私が低用量ピルを飲んでいた理由は、とにかく「経血量を減らしたい!」ということです。
20代のころから、ドバドバ出る経血の多さに毎月悩んでいたのよね。タンポンを使用しているのに、仕事中に経血漏れしちゃって、服やイスを汚して泣いたこともしばしば……。
極太タンポンや夜用ナプキンでがんばってみても、寝ている間に経血漏れ。ベッドや布団を汚すこともしょっちゅうあり、ホントに「こんなに血が出ていいのか?!」と疑問に思っていました。
その後、28歳で出産し、29歳で生理が再開したのですが、なぜか産後はさらに経血量が増えてしまって悩みが深刻化。
赤子のワンオペ育児のなか、生理の悩みはホントにつらくて、どうしたものかと悩んでいたわ。
そこで、当時通っていた婦人科で相談したところ、30歳の時に「低用量ピルを飲んでみたら?」と提案をしてもらい、そこから約10年間、低用量ピルを飲んでいました。
低用量ピルを飲んでみて感じたメリット
最初は何となく怖いイメージがあった低用量ピルですが、実際に飲んでみたら、めちゃくちゃメリットが大きくて「もっと早く出会えていれば!!」と心底思いました。
そんなわけで、私が感じた低用量ピルのメリットを紹介します。
経血量が減った
飲み始めてしばらくすると、経血量が劇的に減りました。
どれくらい減ったかというと「人並み~ちょっと多め」くらいにはなったと思うわ。
タンポンを装着していれば、基本的には経血漏れをすることはなくなりました。夜寝ている間も、多い日用のタンポンと夜用ナプキンを併用しておけば、ベッドや布団も汚すことはなくなり、かなり感動!
生理期間が短くなった
低用量ピルを飲み始める前は、生理期間が7~8日間くらいで、初日~6日目までは極太タンポン必須の日々でした。
しかし、低用量ピルのおかげで経血量も抑えられ、生理期間は5日くらいに短縮。生理4日目からはタンポンなしでも生活できるレベルになりました。
「たかが2日間の短縮」に思えるけど、生理期間が少しでも短くなることで、生活がかなり楽になったよね。
生理周期が安定した
私が飲んでいた低用量ピルは、28錠タイプ(アンジュ、トリキュラー、ラベルフィーユ)。
このタイプは、21錠服用後、7錠の偽薬(ホルモンが含まれていない錠剤)を飲むのですが、私の場合、偽薬を飲みだして2~3日目に生理がスタートする周期が基本となり、生理周期がめちゃくちゃ安定しました。
低用量ピルを飲むまでは、25日~35日くらいの振れ幅で、生理周期もそれほど安定していませんでした。
だから生理前はいつも「いつくる?そろそろ?!」「まだ来ない!どうしよう」とドキドキすることも多くて不安だったよ。
生理周期が安定したことで、旅行や出張の予定も立てやすくなりましたね。
PMSや生理痛が抑えられた
PMSや生理痛の症状は、人によって異なると思いますが、私の場合は
- 生理前の落ち込み、イライラ
- 生理前の頭痛
- 生理中の腹痛、腰痛
といった症状がありました。低用量ピルを飲むようになってからは、これらの症状も軽減。とくに生理前の落ち込みやイライラは、ほとんどなくなりました。
PMSって20代のころより30代のころのほうがしんどいって聞いてたから、低用量ピルを飲んでいて、かなり抑えられていたんだと思うわ~。
※低用量ピルの効果・効能には個人差があります。
低用量ピルを飲んでみて感じたデメリット
メリットばっかりに見える低用量ピルですが、やっぱり飲んでいると「めんどくさいな」と思うこともありました。
私的にはデメリットよりもメリットのほうが大きかった低用量ピルですが、それでも「これはだるいわ~」と思ったこともあるので、紹介するよ。
通院がめんどくさい
通院がめんどくさい、最大のデメリットはこれに尽きます。
私の場合、服用し始めて3年目くらいまでは、毎月クリニックに通っていました。診察は3か月に1回とかでしたが、毎月薬をクリニックまで取りに行かなきゃいけなくて「あぁ~、めんどくさい!!」と思っていましたね。
しかも、婦人科とかレディースクリニックって混んでるんだよね~。予約しても待ち時間あったりとか……。平日は仕事を休んで通院したり、何かと不便だったわ。
しかし、服用して4年目くらいからは、お医者さんが「君はもうずっと飲んでるし、これからは数か月分まとめて薬だすね!」と言ってくれたので、ちょっとラクになりました。
しかも、最近では、低用量ピルのオンライン診療や郵送サービスもあるので「通院がめんどくさい」というデメリットも解消されつつあります。
スマホでオンライン診療、自宅に薬が届くとか、便利な時代になったわよね~。
飲み忘れることがある
低用量ピルあるあるの「飲み忘れ」。
私も、ときどきやらかしました。低用量ピルは、毎日決まった時間に服用することが条件なので「うっかり飲み忘れた~」となった場合は、イレギュラーな対応になり、不正出血が起こることもあります。
飲み忘れの回数や経過時間によっては、低用量ピルの避妊効果がなくなることもあるので、状況に合わせてかかりつけ医に相談が必要な場合も。
旅行とか出張で、低用量ピルを持ってくるの忘れたときは「うわ~、やっちゃった」ってがっかりすることも。避妊目的じゃなくても「毎日同じ時間に忘れずに」というのは、慣れるまでは結構大変。
お金がかかる
低用量ピルの価格は、薬の種類やクリニックによって異なりますが、だいたい1シート(1か月分)で2,500円~4,000円くらい。年間で考えると、30,000円~48,000円くらいになります。
それにプラスして、診察が必要な月は、診察料として3,000円前後が発生します。
約10年飲んでいたことを考えると、薬代だけで30万円とか40万円くらいになっていたのよね……。計算しないほうが良かったかも。
とはいえ、お金を払ってでも生理の悩みを解消したかった私。経血漏れのせいで「服やマットレスを買い換えた」とかも考えると、むしろ安かったかもしれません。
「生きやすさ」は金額だけじゃ語れないってことよね。
人によっては副作用がある場合も
低用量ピルを服用すると、人によっては副作用が出る場合もあります。
幸い私は、副作用はありませんでしたが、代表的な副作用には以下のようなものがあります。
- 頭痛
- むくみ
- 吐き気やむかつき
- 乳房の張り感や痛み
- 不正出血
とくに、服用し始めた最初の数日に副作用が出やすい傾向にあります。詳しくは、婦人科やレディースクリニックで相談してみましょう。
※低用量ピルの副作用には個人差があります。
低用量ピルの服用をやめた理由
そんなこんなで「低用量ピルがないと、もう穏やかに生きられない!」と思っていた私ですが、40歳になったある日、低用量ピルとの別れが訪れるのです。
40歳になってから、低用量ピルの禁忌症状が出てしまい、お医者さんから「服用中止!」の指示が……(泣)
泣く泣く低用量ピルの服用を中止したのよね。
その禁忌症状とは「閃輝暗点(せんきあんてん)を伴う片頭痛」です。
これについては、以下の記事で詳しく説明していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
私は40歳で低用量ピルの服用を中止することになってしまいましたが、もちろん40歳以上でも低用量ピルの服用は可能です(閉経まで、または50歳まで服用可)。
ただし、40歳以上は低用量ピル服用のリスクが高まるため、処方条件が厳しくなることもあります。
詳しくは、婦人科やレディースクリニックで相談してみてね。
今回は、私が約10年間、低用量ピルを服用してみて感じたメリットやデメリットを紹介しました。
経血量が多くて、仕事や生活に支障があった私にとって、低用量ピルは救世主でした。低用量ピルのおかげで、QOLが爆上りしたと感じていたので、本当に感謝感謝です。
でも、今は低用量ピルを飲めなくなってしまったので、月経カップや吸水ショーツなどを活用して、生理に悩まない穏やかな生活を目指しています。
生理やPMSで悩んでいる方は、1度婦人科やレディースクリニックで相談してみるのもいいと思いますよ~。
※本記事は私の体験談です。低用量ピルの効果・効能、副作用には個人差があります。低用量ピルの服用に関しては、必ず医師の診察を受けたうえで、医師の指示に従いましょう。
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